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漢方のはなし

改めて東洋医学の素晴らしさを実感…

先日、私が実際に経験した失敗例です。

 私は普段、ほとんど風邪を引かない体質ですが、先日久しぶりに高熱を出しました。このブログを読んで下さった方が少しでも私と同じ失敗をしないために書こうと思いました。

 その日は普段通りに出勤しました。雪予報もあった寒い日だったのですが、肌寒く、着てきたダウンジャケットを着ても寒かったため「寒気?」と思いました。熱を測ると37.0℃。大事をとって休診にすることにしました。帰宅前に、「桂枝人参湯」と「若甦」という漢方を貰い、帰宅後、熱は38.3℃までになっていました。

 夜に熱もさらに38.7℃まで上がっており、怠さと関節の痛みがあるが、汗は出ていない旨を弊社社長に伝えたところ、「麻黄湯」を服用した方がよいと言われ、漢方を届けてもらいました。他にも漢方を貰っていたのですが、フラフラしていたので、なんとか麻黄湯だけ飲んで寝ました。夜中、熱は38.7℃のままでしたが、さっきまでの怠さがかなり抜けて起き上がることが出来ました。ここで私の失敗がおきます。身体が火照ってしまっていたので、アイスクリームを半分食べてしまったのです。

 翌日、熱は下がっていたのですが、食欲はなく、腰痛がありました。そして一番辛かったのは腹筋に力を入れると激痛が走ることでした。くしゃみをした時はもちろん、物を取ろうとしてしゃがむだけでも痛みが出る状態でした。

 なぜ、このような痛みが出てきてしたかというと、人が発熱するという事は菌やウイルスと戦っています。一定量の熱が出ると今度は熱を上げ過ぎないように冷やそうとします。それが汗をかいたり、トイレが近くなったりします。身体が冷やそうとしているのに、アイスクリームという冷えの塊を食べてしまい、内臓が冷えすぎてしまい、腹筋に力が入らない程になってしまったのです。

 そのため再び、弊社社長に相談したところ、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」が合うかもしれないという事で、これを服用して、翌日には昨日の痛みが嘘のようになくなっていました。改めて漢方の素晴らしさが身に染みた体験でした。

 漢方は、風邪だけではなく、様々な症状の改善のお手伝いができます。症状やタイミングによっては効果が変わる場合あります。自己判断で服用せず、お気軽に当院の母体であるコサカ薬局にご相談ください。経験豊富な薬剤師が症状にあった漢方をご提供致します。

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