漢方のはなし

漢方薬局と鍼灸院、その密接な関係

 コサカ薬局は、創業80年の老舗漢方薬局です。戦後、焼け野原となった八王子の地からスタートしました。

 当時は医薬品の材料を集めて来ては、乳鉢で混合して何でも処方し作成していた時代でした。一昔前まで風邪引いたとか、お腹壊したとか、怪我をしたなど日常病傷の初期治療は町の薬局がやっていて、近所で何かあると夜中でも起こされて薬を売ったり、往診したりすることも沢山ありました。

 個々の家庭でも、自分たちの病状をそれなりに診断していたので保険診療に掛かる頻度も低く、一先ず薬局に行って治そうとするのが一般的でした。その当時のスタイルが、現在にも続く薬局の地域密着の原型です。 

 現代医学では治すのが難しい病でも、何とかしてくれと懇願して来る患者さんが沢山います。そこで、「良し、何とかしてあげる!」と答える中で幅が広がって来たのが漢方治療です。従って現在でも、同じ風邪でもなかなか治りにくいとか、面倒な病に罹ってしまったとか、西洋医学では改善しない時などに頼れる「場所」として地域密着型薬局としてのコサカがあります。

 コサカ漢方薬局の薬剤師は医薬分業を生業にしています。医師の処方箋に基づいて薬を提供するのが仕事です。同じように医師ではなく鍼灸師に掛かる患者さんもいます。鍼灸の治療をしながら、指示書を持って来てうちで薬を手に入れる方も多いです。これも立派な分業です。鍼灸師の先生の治療をバックアップして患者の状態をより良くするのも漢方薬局の使命だと考えています。

 信頼できる鍼灸師さんが薬局のそばにいてくれたら…薬鍼連携ができたら、患者さんの生活の質もきっと向上する! そう確信し、この度漢方薬局全面バックアップの元、鍼灸院を立ち上げる事となりました。