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女性特有のお悩み

PMSと基礎体温の関係について

 皆様こんにちは♪

 暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。今回は、月経前症候群(PMS:Premenstrual syndrome)と基礎体温の関係性について話していきます。

 月経前に不安な気持ちになる、イライラする、乳房が張る。このような症状になったことはありませんか?そして月経がはじまると症状がなくなりませんか?

 このような月経前に起こる不快な症状を“月経前症候群(PMS)”と言います。PMSの原因は、はっきりとはわかっていません。一説によると排卵を境に変動する二つの女性ホルモンが影響して、PMSを引き起こしているようです。黄体期(高温期)に分泌される女性ホルモンは色々な現象を誘発し、例えば、ホルモンの働きで水分を体から排出しにくくなってしまうと浮腫の原因なり、それが乳房に溜まれば乳房の痛み、頭に溜まれば頭痛、また水分が溜まると体全体がだるくなります。PMSの症状が重くなる原因としては、ストレス、暴飲暴食、免疫力低下などがあります。

 PMSの症状と基礎体温は関係があり、日頃から基礎体温表をつけることはとても重要です。基礎体温とは、生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していない安静状態にあるときの体温のことです。基礎体温からは、排卵の有無、排卵の予測、高温期の状態の良し悪し、妊娠の可能性などをみることができます。基礎体温表をつけることで、女性ホルモンの動きが確認でき、体のリズムや体調がわかります。高温期・低温期がきちんとある人ほどPMSの症状が少なく、反対に高温期・低温期の差があまりなく基礎体温が一定に近い方や高温期なのに基礎体温が下がっていたりと乱れている人ほどPMSの症状が重くなってしまいます。ご自分の体を知っていく指標として基礎体温を測ってみませんか?

 月経前症候群に効くツボとしては、内関(ないかん)と太衝(たいしょう)をおすすめします。内関は手掌側で手首から指3本分のところにあります。太衝は足の甲側で、親指と人差し指の骨の交わる場所のくぼみにあります。2つとも押すと痛みが出るところがツボになります。当院でも月経前症候群の治療を行っております。全身に鍼やお灸をすることで、血流促進や疲労回復を行い、月経前症候群にも対応します。

 また漢方では婦宝当帰膠がおすすめです。婦宝当帰膠に入っている当帰には、血を補い体を温め、血の巡りを良くします。当帰以外にもコラーゲンを主成分とする阿膠など、気血を補う9種類の生薬が配合されており、生理不順、貧血、冷え症、肩凝り、頭痛など女性特有の諸症状に用いられます。婦宝当帰膠は、コサカ薬局全店舗に置いてあります。甘くて飲みやすい漢方薬ですので、ぜひお試しください♪

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