こんにちは♪富澤です。肌寒くなってきました。11月7日は立冬ですね。今回は来る冬に向けて、「冬うつ」と鍼灸について紹介していきます。
冬うつとは、うつ病のサブタイプの一つで、ある季節に身体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みなどの症状が出る気分障害のことを言います。一般的に冬の日照時間の少なさと関連しているのではないかとされています。女性や若年者に比較的多く、人口の2.1%に疑われたと報告されています。冬うつの特徴としては、過食、過眠、体重増加です。これは一般のうつの症状である食欲不振や不眠とは異なります。冬は日照時間が短く、脳内分泌物質のセロトニン(幸せホルモン)などが減少し、うつを引き起こしやすい傾向にあります。そんな冬は、積極的に外に出て太陽の光を浴びましょう!自然の光に1時間あたるだけでも効果的です。ウォーキングなどの有酸素運動もセロトニンを増加させるのでおすすめです。また規則正しい生活をすることも大切になり、できるだけ起床時間、就寝時間を決めて、リズムよく過ごしましょう。

鍼灸治療は、セロトニンの放出を増加させる作用があります。また自律神経に働きかけるので、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。寒さで動くのが辛く、動く気にならない方にも鍼灸はおすすめです。鍼灸をすることで全身の血流が良くなり、筋肉のコリがほぐれます。そうするとホルモンの分泌も整い、血流が良くなることでホルモンも整います。冬うつで乱れた生活を正してくれます。
漢方で冬は、エネルギーを蓄える時期なります。気血を補う食材を取り入れましょう。例えば、山芋、人参、じゃがいも、しいたけ、豚肉、鶏肉、まぐろ等あります。これらの野菜をいれた鍋やスープを作るのもおすすめです。鍋やスープは身体が温まりますし、気血を補う食材を入れることで、不足したエネルギーを養うことが出来ます。
最後に冬うつにおすすめのツボをご紹介します。頭のてっぺんにある百会(ひゃくえ)というツボです。場所は、左右の耳の先端を結んだ線と顔の中央の線が交わる所です。押すとズーンとします。百会は気のエネルギーが集まる場所と考えられており、気分の落ち込みや自律神経調整、心身のバランスを整えるために使われます。スカルプブラシを使って髪を洗う際にマッサージするのも気持ち良いです。ぜひお試しください♪
