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体のお悩み

秋バテに鍼灸

 皆さん、こんにちは♪富澤です。今回は、意外と多い「秋バテ」についてお話していきます。

 今年八王子では40度を超す日がありました。猛暑が過ぎ去ったのに、やる気が出ない、だるい、朝から疲れている、めまいがしたり、食欲がでない、そんな毎日を過ごしていませんか?それは「秋バテ」かもしれません。

 秋バテの原因は、夏の暑さによる疲れと秋の気候の大きな気候変動で、身体が季節についていけないことが考えられます。特に今年の夏は、猛暑と湿気で身体が消耗し、秋になると日中の暑さと夜の涼しさによる寒暖差や空気の乾燥した環境に、身体が慣れるのに必死です。そんな変化のある秋に、夏の疲れを引きづってしまうと秋バテになってしまいます。秋バテには、疲労回復が重要です。

 東洋医学では、湿気の多い夏は胃腸が弱りやすく、秋から冬にかけては乾燥し、胃腸が回復するので食欲が増します。本来食欲が大勢になる秋に食欲不振になってしまうと身体の栄養がとられなくなってしまい、元気がでなくなってしまいます。まずは、胃腸を整えることが大切です。

 薬膳では、山芋は胃腸を整え身体を元気にし、疲労回復にオススメです。山芋は他にも身体に潤いを与える作用があるので、秋の乾燥にも負けない身体を作ることが期待できます。身体に潤いを与えたいときには、あまり火は入れず、すりおろしてとろろにして食べるのが良いでしょう。

 鍼灸でも胃腸を整えることが出来ます。胃腸を整えるツボはたくさんありますが、中でも胃の六ツ灸(いのむつきゅう)といって、背中の膈兪(かくゆ)・肝兪(かんゆ)・脾兪(ひゆ)という左右合わせて六つあるツボに鍼やお灸をし、背中から治療をします。胃腸が弱っている方は、触診するとこのツボの付近が柔らかくなって、力がないような皮膚になっている方がいらっしゃいます。そんな方に、鍼灸をするとお腹が動き始め、胃の方にエネルギーが行くことで、食欲も湧いてきます♪ツボの正確な位置がわからなくても、この付近をご自身でセルフケアとして温めるのも効果的です。

 今回は「秋バテ」についてご紹介しました。秋バテで不調が続く方は、ぜひ当院で鍼灸治療を受けてみてください♪

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