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体のお悩み

春を快適に過ごすための養生法

 こんにちは♪富澤です。毎年春にめまいがする、季節の変わり目で辛い等、春が苦手な方いらっしゃいませんか?今回は春に関わる症状や養生法についてご紹介していきます。

 この時期はイライラしたり、不安になったり、眠れない等の症状が起こる方が少なくありません。これは東洋医学でいうところの「肝(かん)」の気が高ぶることで起こります。肝とは…体内の隅々まで気や血を巡らせる働きや、自律神経を整える働きがあるとされています。また精神状態の安定化や眼や爪、筋肉の働きを主る作用もあります。肝が不調になると、イライラや落ち込み、めまい、耳鳴、肩凝り、PMSの症状が強くなる等の様々な症状がでてきます。春は、「肝」の季節とされ、春の陽気に刺激されて肝気がのぼり、肝の働きが亢進しやすくると、上記の症状が出やすくなります。このように春と肝の関係は深く、春に肝の養生を行うことが重要とされています。

 春を快適に過ごすための養生法としては、第一に「適度に運動する」です。運動をして汗をかくことは、ストレス発散に繋がります。肝の働きを妨げるストレスをため込まないことは重要です。運動することで緊張がほぐれ、リラックス効果が得られます。また脳からセロトニンやエンドルフィンといった幸せホルモンが分泌されるので、気分も改善します。ウォーキング(朝散歩)やランニング、サイクリングなどおすすめです。第二に「深呼吸をしよう」です。特に肝気が高ぶりイライラしたときなどに、深呼吸をしてみましょう。息を吸うときよりも吐くときを長めに意識しましょう。息を吐くときは、副交感神経が優位になりますので、イライラした気持ちを落ちつかせることが出来ます。最後に三つ目は、「肝の調子を調える旬の食材を食べる」です。肝の調子を調える食材としては、たけのこ、さくらんぼ、春菊、アサリ、牡蠣などです。これらの食材には肝の働きを改善させ、滞りやすい気血を巡らせる力が多いです。また肝の働きを整えるには「酸味」も良いです。酢の物や柑橘系の果物や梅干しなども一緒に摂ると良いでしょう。また少し甘い物を摂って頂くのもオススメです。少量の甘味は、肝の気の通りを良くします!

 ここからは、春にオススメのツボを紹介します。今回は翳風(えいふう)というツボを紹介します。場所は、耳たぶの裏側のくぼみで押すとズーンとするところです。翳風は、平衡感覚を正常にする働きがあり、春のめまいやそれに伴う吐き気にもおすすめです。翳風のみではなく、耳周りにはたくさんのツボや自律神経がめぐっているので、耳周り全体をセルフマッサージするのも良いです。養生とツボ押しで辛い春を乗り切りましょう!

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