皆さん、こんにちは♪富澤です。今回は眼精疲労と鍼灸についてお話します。
昨今スマホやPC作業で目を酷使している方が多くいらっしゃいます。そんな方に多いのが目のかすみ、痛み、そこから頭痛や肩凝り、全身倦怠感、吐き気などの症状が出ることもあります。このように目だけでなく全身に疲れを感じる状態を眼精疲労といいます。
目は近いものを見たり、遠くのものを見たりと瞬時に毛様体筋(もうようたいきん)といわれる筋肉を用いて、ピントを合わせています。この毛様体筋は自律神経によって支配され、目を使いすぎて毛様体筋が疲れると、自律神経のバランスが崩れて、全身に症状が現れると考えられます。また遠視や近視、老眼など適正に矯正されていない眼鏡やコンタクトレンズを使用していると、無理にピントを合わせようとして毛様体筋に負担がかかります。一点集中してスマホやPCを見ていると、目の周りの筋肉=眼輪筋(がんりんきん)や後頭部や肩の筋肉も凝り固まってきます。さらにドライアイで涙の量が少なくなり、目が乾くと、目の表面の涙の層少なくなるので、ものがはっきり見えづらくなります。
次に鍼灸治療についてです。鍼灸治療では、目の周りの筋肉や後頭部、肩の筋肉の筋緊張を緩め、血行改善させる目的で、攅竹(さんちく)や太陽(たいよう)、後頭部の天柱(てんちゅう)や風池(ふうち)といった目回りや首肩周りのツボを使用します。また当院のお悩み改善全身治療では、全身に鍼を行っていきますので、自律神経のバランスを調整し、眼精疲労の改善に導きます。


セルフケアとしては…
- 目に休息を!
近い場所を見て作業することが多い方は、遠くの景色を眺めるようにしましょう。遠くを見ることで、目の筋肉の緊張が緩和し、リラックスします
- 蒸しタオルで温めよう!
蒸しタオルで温めることで、乾燥を防ぎ、目の周りの血行を改善します。
最後に眼精疲労にオススメなツボ押しを伝授します♪今回ご紹介するツボは、睛明(せいめい)というツボです。睛明は目頭と鼻の付け根の間にあるくぼみで、指の腹で優しく1分ほどツボ押しするのが効果的です。また後頭部の風池(ふうち)のツボ押しも効果的です。風池は、後頭部の髪の生え際にあるうなじの筋肉のすじの外側にあるツボで、圧すとズーンとするところです。押しながら軽く頭部を後ろに後屈(見上げるような形)させるとより効果的になります。

ぜひセルフケアとツボ押し、お試しください!それでも気になるようであれば当院へお越しください♪