今回はコサカ心休マッサージ院の新メニュー“肌再生鍼®ダーマローラー”をご紹介します。
肌再生鍼®ダーマローラーの説明の前に肌(皮膚)についての解説をしていきます。
肌は、大きく三層に分かれます。外側から「表皮」、「真皮」、「皮下組織」の層状の構造をしています。今回は肌再生に重要な表皮と真皮について詳しく説明します。表皮は、基底層(表皮内の最下層にある場所)から細胞がつくられ、生まれてから分化を繰り返し、徐々に表面に押し上げられて、やがて角層を作り、最終的には垢(あか)となって剥がれます。この表皮を構成する細胞が生まれてから剥がれ落ちる皮膚の生まれ変わりを、一般に「ターンオーバー」と呼び、20代だと28日周期、30~40代は40~50日周期と年齢が上がるにつれて細胞の入れ替わる周期が延びていることが分かります。真皮は、表皮の内側にあり肌(皮膚)組織の大部分を占めており、肌(皮膚)の本体ともいえます。真皮は「コラーゲン」という繊維状のたんぱく質がその大部分を占めています。そしてその間を「ヒアルロン酸」などが満たしています。これに「エラスチン」という繊維状のたんぱく質も加わって、肌に弾力を与えています。真皮は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸生成にとても重要な場所です。
肌再生鍼®ダーマローラーは、肌質再生を目的とした鍼治療です。真皮層の表面に鍼を用いて微細な傷を多数付けることにより、その修復過程で傷の修復材料として生成されるコラーゲン、エラスチン等(肌の弾力やハリ感をUPさせる成分)やヒアルロン酸(保湿成分)の獲得、および基底層への刺激により、ターンオーバーの改善や促進を狙って行う鍼施術のことを言います。
新メニューで取り扱うDermaroller®HC902は、一般医療機器であり「再使用可能な毫鍼」として2023年3月ドイツのDermaroller社から販売されています。太さ0.08mmのステンレス製鍼が162本、肌に90度の角度で、0.2mm~0.3mmという皮膚の浅い部分に正確に穿刺されるように設計されています。医療機器なので鍼灸師、医師、看護師しか扱うことができません。Dermaroller®HC902の効果としては①肌の修復機構を活用するため、美容効果が高い②自然治癒力に基づくので、効果の再現性が高い③出血や内出血が起こらない等あります。またDermaroller®HC902のHCはHomecare(ホームケア)の頭文字となっています。一般の方も第三者に施術をしない限りは自身でセルフケアをすることができます。
コサカ心休マッサージ院では、肌再生鍼®ダーマローラーの治療メニューとDermaroller®HC902の販売を予定しています。
皆さんぜひ肌再生鍼®ダーマローラーを試してみませんか?